ホーム   >   「未来の教室」 実証事業   >   Edtechを利用した探究と教科学習の連動によるDX人材の育成モデル創出
  • line


実証事業 報告書

  成果報告 (2023年度)  

成果報告(PDF)を参照いただけます。

最終報告書 株式会社すららネットPDF:最終報告書 株式会社すららネット

本事業について

背景

一人一台端末の整備や総合的な探究の授業等、学びを変化させているが、探究と教科学習とのつながりは、まだ十分に明示されていない。探究的な学習と日々の学習とのつながりを明示し、DX人材の育成につながるモデル創出を検証する

目指す姿

探究的な学びの経験がない高校生に対して、探究的な学びの実施と日々の教科学習を連動した学習を提供することで、基礎的な学力や思考力・表現力等に変化があり、
将来に向けて、自ら学ぶきっかけになっている状態

概要

実証の全体像

「創る」と「知る」の連動を「すららSatellyzer」と「すらら」で実施。探究学習を通じた学びに対する意欲や個別最適化による学力向上、思考力・表現力を検証しました。

利用したツール

「すらら」は、5教科で使えるAi教材で、わかりやすい授業と個別最適化されたドリルで学べます。「すららSatellyzer」は、人工衛星をテーマに社会課題の解決策を考えるテーマ探究教材です。レクチャーからワークシート・指南書を用意しているので手軽にスタートができます。

実証の流れ

専門高校における探究学習として行う「課題研究」をよりよいものにするためにも1,2年生時に探究学習を取り入れ、思考力・表現力そして基礎学力をつけていけるように1年生の授業コマですららSatellyzerを実施、さらに週末課題では、すららの課題を実施した

生徒の様子

すららSatellyzerを利用している様子
普段の授業ではグループワーク型の授業は少なく、新しい刺激として、生徒間での会話をしている授業となりました。

成果

基礎力

全体として、平均点の向上と弱い相関ではあるが、学習時間が多い生徒の方が向上している傾向もあった。またBeforeテストで低位層(40点以下)にいた生徒の学力向上は見られた。

思考力・表現力

全体的にのスコアが低下しているが、これは、「すららSatellyzer」を含むこの期間の教育活動をとおして、「思考力」「表現力」を意識した学習に取り組むことにより、自分自身を再認識、再評価したことによるものと考えられる。この結果は、信頼性のある数値変化であることから、アンケート調査期間内における教育活動が有効であったと考えられる。一方で、再評価した結果、自己肯定感を下げているとも考えられるので、特別な取り組みではなく、日常にすることが必要であると考える。

教員連係

探究的な学びを実施した教員や見た教員からは、ポジティブなコメントが多く、方法を「知ること」が重要である。またTTでの実施により、教員同士が刺激しあい、高めあう環境から、意識の改革に繋がることも分かった。TTや授業公開などによる「知る」「見る」「興味を持つ」機会の創出が重要になる。
また今回は、工業情報数理という授業の中で実施をしたが、そのような時間を利用しても、学習指導要領の目的に沿うものであることを知らない状態でもあり、時間の創出も認められることで、教員を動かす一助になると考える。

管理職コメント

教員の意識が実施すると変わっていく姿、生徒が、今までとの違いを感じられたことが、よいことで、周りに波及をさせていきたい。
教科学習だけでは、やらされ感はあり、探究学習も単発では効果的ではない。
  発問の方法等も踏まえ、継続性をもって、取り入れるためには、期初の計画から、教員がタッグを組んで取り組むことが必要。

実証環境

一人一台のChromeBook/校内Wifi完備(全実証対象生徒数約300名)


お問い合わせ先

所属・役職:マーケティンググループ 執行役員
氏名(フリガナ):林俊信(ハヤシトシノブ)
メールアドレス:toshinobu-hayashi@surala.jp
電話番号:03-5283-5158

サービス情報サイト

ダウンロードコンテンツ
サービス事業者サイト
実証事例名Edtechを利用した探究と教科学習の連動によるDX人材の育成モデル創出
受託事業者名株式会社すららネット
実証パートナー名三重県教育委員会 株式会社エデュテクノロジー Institution for a Global Society株式会社
実証年度
事業カテゴリー種別
実証地域三重県
実証校三重県立津工業高等学校 三重県立四日市中央工業高等学校
対象
対象学年高校1年生

●このサービスをご覧の方はこんなサービスもご覧になられています。

  • 教育の地産地ʼ⽣ʼを実現する!​ グローカル...

    詳しくはこちら教育の地産地ʼ⽣ʼを実現する!​ グローカル次世代リーダー育成プログラム​

  • 音楽の授業でのSTEAM的探究

    これまであまり実践例のない音楽で「探究学習」の要素を取り込んだりすることで本来の意味での「学びのSTEAM化」事例を創出したいと考えた。

    詳しくはこちら音楽の授業でのSTEAM的探究

  • 教職員向けSTEAM教育研修の実証事業

    • STEAM教育を日本の公教育に広めていくための教員研修サービスを開発し、それを教員養成 /教職課程へ導入していく目途をつける。 • 教員養成...

    詳しくはこちら教職員向けSTEAM教育研修の実証事業

  • 「未来の教室」(学びの場)創出事業〜MaaS...

    AIかつグローバル人材を育成するため、MaaSを題材とし、幅広い層が年間を通じて学べるSTEAM教育のプログラムを構築する

    詳しくはこちら「未来の教室」(学びの場)創出事業〜MaaSをテーマとしたSTEAMコンテンツ実証〜②

  • ゲームをテーマにした中高生の可能性を引き...

    ゲームをテーマに中高生の可能性を引き出す探究型STEAM教育を実現する

    詳しくはこちらゲームをテーマにした中高生の可能性を引き出す探究型STEAM教育 Creative Project based Learning with Games(CPBLG)

  • 『ハッケンLENS 〜リアルテックベンチャーの...

    ①STEAMライブラリをアントレプレナーシップ教育の文脈で活用できるか検証、②起業ゴールではない起業家”精神”教育に資する教材開発、③反転学習と...

    詳しくはこちら『ハッケンLENS 〜リアルテックベンチャーの姿から学び、社会のために小さな一歩を踏み出す〜』 |勝田高等学校・上野中学校での実践事例

  • 「未来の教室(学びの場)創出事業)〜Robot...

    本事業ではNYアカデミーのメンター制度の仕組みを参考に、学生にとって新たな仕事機会、キャリア構築を目指すとともに、高校生以下の創造的な学...

    詳しくはこちら「未来の教室(学びの場)創出事業)〜Robotics×Media Arts 社会課題解決・創造STEAMS PBLプログラム 全国の高校・中学校とともに〜

  • 生成AIを活用した先生と生徒のための探究学...

    詳しくはこちら生成AIを活用した先生と生徒のための探究学習支援に関する実証事業



  • line



このページの上部に戻る
未来の教室の今(SPフッタのボタン)
未来の教室ってなに?
未来の教室通信:新規会員登録はこちら