STEAM ライブラリー

EdTechライブラリー

学校BPR|学校における働き方改革

「未来の教室」通信

STEAM ライブラリー

EdTechライブラリー

学校BPR|教員の働き方改革

「未来の教室」通信

ホーム   >   「未来の教室」 実証事業   >   公立高校における「探究と個別最適化学習が効果的に接続した学び」「進路目標と関連付けた個別学習計画に基づく学びの実践」
  • line
実証事業の取組内容のイメージ1
探究学習ワークのイメージ2
すらら学習中のイメージ3

実証事業 報告書

  成果報告 (2021年度)  

2021年度 の 成果報告(PDF)を参照いただけます。

「未来の教室」実証事業成果報告2021:株式会社すららネットPDF:「未来の教室」実証事業成果報告2021:株式会社すららネット

本事業について

目的

探究学習と知識・技能の学びが相互に循環・発展し続ける学びと、
高校における(進路目標に紐づく)「学習計画の設計」とそれに基づく自律的な学び実現する仕組みの構築

概要

探究(進路先)と関連単元を整理


(※クリックで拡大表示します)

1.「坂城学」(※)において、企業訪問に関する授業とインタビュー対象の企業の業種と、それとすららの単元との関連を整理(すららプレイリスト)し、まずは教員が関連性がひと目で分かるようにしました。
※地元について学び、理解を深める様々な活動を通じて、地元の魅力や歴史などについての知識を深める学校設定科目
※2年生は進路職種ごとに分類し整理。

「関連単元」の学習ハードルを下げる

「関連単元」の学習ハードルを下げる

2.授業のアニメーションを含む「すらら」の特徴上、生徒は学習したいときにいつでも、学習に取り組めますが、いざ「学習したい」と思ったときに、どこを学習したら良いかをすぐに分かるように、”1”で分類した内容を冊子に整理して配布。また、すらら上でも1クリックで学習できるように設定しました。重ねて、「探究」の内容との関連性について教員から伝えることで、科目の内容と実社会(探究)との接続を生徒が意識出来るように支援しました。

学習意義と自己の変化への気づきをサポート

学習意義と自己の変化への気づきをサポート

3.探究や通常の授業で、生徒自身が学んだ内容と次に学ぶべき内容を整理し、アウトプットするための各種ツールを準備、隔週でその記録を行ってもらいました。アウトプット内容に対して教員や大学生メンターからフィードバックを行うことで、学習意義や、自己の変化への「気付き」を得る支援をしました。

学習内容の発表

学習内容の発表

4.1年生は企業見学について、2年生は印象残ったこと等について年度末にプレゼンテーションをすることで、それぞれの学びを締めました。コロナ禍で、一箇所に集合することを避けるため、ビデオ会議を利用し、配信者と視聴者の空間を分けるといったICTを駆使した工夫を行いました。

成果

探究/希望進路と単元の関連を感じ、学習意欲向上


(※クリックで拡大表示します)

アンケートの結果、探究と関連する単元が示されたこと、メンターや先生から助言を受けることで、「教科とのつながりを感じ、自主学習の量が増加した」、との回答が多く得られました。また、学びの振り返りによって、学習した内容が整理されたことで、「身につけたいことがわかった」、と言う回答も多く得られました。

9割以上が自主学習に取り組む


(※クリックで拡大表示します)

意欲の変化の通り、関連単元に両テーマともに多くの生徒が学習に取り組み、特に探究との関連では、9割を超える生徒が自主学習に取り組みました。半数以上はすららにおける総学習時間の1割以上を自主学習が占める結果となり、意識だけでなく行動にも変化が現れました。

未知の課題への基礎スキルセットの獲得


(※クリックで拡大表示します)

坂城独自で設定した”坂城ルーブリック”に基づく自己評価では、未知の課題に取り組む際の「基礎スキルセット」とも言える①解決しようとする力、②知識を広げようとする力 ③基礎学力の向上 を7割の生徒が実感しました。

探究と連動した深い内容のプレゼンテーション


(※クリックで拡大表示します)

学年末の発表では、自分自身の興味を持ったことについての知識を「すらら」で深め、課題提示のみではなく、学んだ内容に基づく根拠を示しながら解決案を提示する、といった素晴らしいプレゼンテーションが見られました。

生徒の変化で教員が変わり、学校が変わる


(※クリックで拡大表示します)

このような一つ一つの仕掛けが、生徒の興味を刺激し、行動に現れ、それを見た教員が変わり、やがて学校が変わっていく、その関係性を示しました。ICT支援にというツールを活用することで、こうした学びが普遍的になることを願っています。

実証環境

1年生:Chromebook 1人1台
2年生:Surface 1人1台
WIFI環境


お問い合わせ先

future_academy@hakuhodo.co.jp

サービス情報サイト
サービス事業者サイト
実証事例名公立高校における「探究と個別最適化学習が効果的に接続した学び」「進路目標と関連付けた個別学習計画に基づく学びの実践」
受託事業者名株式会社すららネット
実証パートナー名・東北学院大学 文学部 教授・人間情報学研究科 教授 稲垣 忠氏
・ノートルダム清心女子大学 非常勤講師 三浦 隆志氏
・信州大学 学術研究院 教育学系 助教 佐藤 和紀氏
実証年度
事業カテゴリー種別
実証地域長野県埴科郡坂城町
実証校長野県坂城高等学校
対象
対象学年2021年度高校1年生・高校2年生

●このサービスをご覧の方はこんなサービスもご覧になられています。

  • AI機械学習(画像認識)を活用した課題解決...

    機械学習(画像認識)を活用して他者の困りごとを解決するワークショップを通して、機械学習の活用方法と課題解決スキルを身につける。

    詳しくはこちらAI機械学習(画像認識)を活用した課題解決学習プログラムの開発・製作・実証

  • 令和4年度「未来の教室」STEAMライブラリー...

    ブリタニカはこれまでに31テーマ・270コマのSTEAMコンテンツを制作しており、今回の実証事業を通してこれらのコンテンツの活用事例を創出し、STE...

    詳しくはこちら令和4年度「未来の教室」STEAMライブラリー活用事業創出実証事業

  • 自ら課題を発見・設定するPBLの開発とその実...

    ・中高生がゼロから課題を発見・設定するPBLの開発と提供 ・中高生がゼロから課題を発見・設定することを支援するための社会人向け研修の開発と...

    詳しくはこちら自ら課題を発見・設定するPBLの開発とその実証~地域企業価値最大化プログラム~

  • 地域のチェンジメイカーを育成するエコシス...

    地域でITを使い、クリエイティブに問題解決ができるチェンジメイカーを生み出すこと。そして、クリエイティブなチェンジメイカーを育成するエコ...

    詳しくはこちら地域のチェンジメイカーを育成するエコシステムづくり〜ITを使った中・高・大の一貫のCreative PBL〜

  • 「未来の教室」実証事業~渋滞/混雑解消をテ...

    創造性、課題設定解決力を育成する世界の人材開発競争に遅れないイノベーションを起こせる人材育成、人材育成のための指導者の発掘、育成、能力...

    詳しくはこちら「未来の教室」実証事業~渋滞/混雑解消をテーマとしたSTEAMS化のPBLのライブラリ構築~

  • 学習ログを通じた公教育と民間教育の連携に...

    教育データを、学習者にかかわるあらゆる支援者・指導者が共有可能な状態にしておくことによって、特定の指導者に負荷が集中するという課題を解...

    詳しくはこちら学習ログを通じた公教育と民間教育の連携による個別最適学習の実現

  • 「すらら」X「坂城高等学校」 地方の公立ス...

    地方の公立スタンダート校で、英数校の3科目の授業に「すらら」を導入、個別最適化学習を実現することで、次の5つの実証を目指します。 1.生...

    詳しくはこちら「すらら」X「坂城高等学校」 地方の公立スタンダード高校における主要3科目での個別最適化学習の実現

  • 大学リソースを活用した部活動の地域移行の...

    大学のリソースを活用した運動部活動の地域移行の実現可能性について、施設などの物理面、人、カネ、学校側の考え方など多面的に検証する。

    詳しくはこちら大学リソースを活用した部活動の地域移行の受け皿整備の検証



  • line



このページの上部に戻る
未来の教室ってなに?(SPフッタのボタン)
未来の教室ってなに?
未来の教室通信:新規会員登録はこちら