EdTechサービス(Qubena)と学校現場(新渡戸文化学園)のオープンイノベーションにより、AIドリル「Qubena」の学習ログを用いて学校での観点別評価の方法を検証すること。
Qubena(英語)の学習ログから観点別評価を行う
観点別に分類したQubena(英語)の問題を生徒が授業の内外で学習する。その後、個々に蓄積された学習ログを分析して、独自に観点別評価を行う。
従来の方法で教員が観点別評価を行う
新渡戸文化中学校の山本崇雄教諭が生徒たちの普段の学習への取り組み状況やテストの結果から、従来の方法で観点別評価を行う。
2つの方法で行われた観点別評価を比較分析する
Qubena(英語)の学習ログを用いて行った観点別評価と従来の方法で教員が行った観点別評価を比較分析し、それぞれの結果が近似したものになることを検証する。その結果を踏まえ、学校での評価において一定の尺度で評価を行う基盤構築を目指す。
「知識・技能」観点において、2つの評価結果に強い相関が見られた
授業で扱った範囲のQubenaの学習ログの一部を用いて習熟度を独自に計算し評価を推定した結果と、教員が作成したテストの結果による評価の相関係数が【0.9】を超える結果となり、強い相関を見出すことができた。指導にあたっていた教員からも、Qubenaの学習ログによる評価が授業で捉えている生徒たちの学習状況や評価とほぼ一致するとの回答を得た。
Qubena 中高英語 by 河合塾 / iPad
4技能を横断した英語学習
「読む」「聞く」「書く」「話す」をセットにした学習体験により、英語4技能を効率的に修得できます。 学習モードは「単語モード」「文法モード」「4技能モード」の3つのモードを搭載しており、「単語モード」では単語を、「文法モード」では文法事項を含む短文を、それぞれ4技能をセットにして学習することで、基礎の定着を図ります。また、「4技能モード」では、共通のテーマに関して各技能の学習に特化した総合演習を行うことで、各技能をさらに伸ばします。
各技能の習得にアダプティブ・ラーニングを適用
AIが、生徒一人ひとりの解答や学習データから間違いの原因を解析し、その原因を解決するためにその生徒が解くべき問題を出題し、各技能の修得のための最適な学習を実現します。
各技能の学習に最適な解答方式と評価システムを搭載
各種英語資格・検定試験(CBT)に導入されているタイピング・音声入力など、各技能の学習において最適な解答方式と、正誤判定だけでなく、ライティング・スピーキングの記述・発話にも対応した、独自の評価システムを搭載しています。 ※スピーキングの評価には、株式会社コトが提供する発音評定エンジン「SeePhony®」を採用しています。
指導者用学習管理ツールと問題配信機能
指導者用学習管理ツール「Qubena Manager(キュビナマネージャー)」で生徒の学習状況をリアルタイムに確認できるため、一人ひとりのきめ細やかな学習指導に役立ちます。また、Qubena Managerの問題配信機能を活用することで、搭載された問題を指導者が選択して生徒に配信することができます。
実証事例名 | AIドリル「Qubena」の学習ログを活用した観点別評価の検証(Qubena×新渡戸文化学園のオープンイノベーション) |
---|---|
受託事業者名 | 株式会社COMPASS |
実証年度 | |
事業カテゴリー種別 | |
実証地域 | 東京都中野区 |
実証校 | 学校法人 新渡戸文化中学校 |
対象 | |
対象者 | 初中等 |
対象学年 | 中学2年生 |
「学習ログ」活用モデルの検証を通し、今後のPLR構築の要件定義につながる、公教育(一部民間教育含む)でのデータ利活用についての利用用途を踏ま...
学習eポータルをはじめ、データの連携・可視化を行う中で、生徒・支援者共に、どのようなユースケースで利用するのか、または、利用すると効果的...
オンラインを活用し人材やプログラムを自治体を超えてシェアすることで、不登校支援のリソース不足を補い、データの蓄積・分析によりノウハウを...
<学びの効果の視点>「探究的学び」の一形態としてのアントレプレナーシップ教育の効果を実証すること <展開可能性の視点>上記を高等学校の...
公立中学校の/休日の/部活動地域移行の/その次に想定される「新しい放課後ビジョン」の創出が、時間に追われる中学生の生活改革をもたらす可能性...
本事業ではNYアカデミーのメンター制度の仕組みを参考に、学生にとって新たな仕事機会、キャリア構築を目指すとともに、高校生以下の創造的な学...
働き方改革/業務改善の目的は単なる時間削減ではなく「教育の質の向上」にあり、教育委員会の変容(管理から支援・伴走へ)が大きな後押しになる...