学習塾で指導時間内に指導記録を作成するようになり、指導記録・指導自体の質が低下。
生成AIによる指導記録生成により、指導記録の質や学習者・保護者の満足度を高めることを目指す。
① 生成AIを利用して指導記録を効率的に生成できる
② 生成した指導記録を保護者へ共有する
③ 指導員から指導員へ学習者の正確な学習状況の引き継ぎが行える
④ 指導記録自動生成ノウハウを公教育へ提供
音声データの記録と収集及びAIによる指導記録の自動生成
									
							
指導時間内に指導内容の口頭サマリーを行うフローを作成し、録音。音声データは社内ネットワークで共有。その後、音声データをSpeech-to-Textで文字起こしし、ChatGPTで文章の校正要約を行う。
指導記録の共有
作成した指導記録をLMSで保護者・学習者へ共有する。保護者・学習者の満足度向上を図る。
公教育活用の可能性について検証
								実証内容結果を教育委員会へ報告し、公教育での活用についてヒアリングを実施。ヒアリング事項は下記3点。
・指導記録の教員間共有
・通知書「所見欄」記入時の指導リマインドデータの生成
・連絡帳記入の効率化							
音声データの記録と収集
								システムによる指導記録の生成は1件平均5分で自動的に行えることが分かった。
指導員においては、「指導記録の作成時間の短縮」、 指導への集中による「指導の質向上」が実現した。							
AIによる指導記録の自動生成
									
							
指導サマリーの音声データからAI(ChatGPT)によって指導記録を自動的に生成することで、1. 記述項目及び内容の不統一、2. 第三者への共有における不適切な表現の使用等の問題が解決できた。
指導記録の共有
									
							
								学習者:「振り返り内容がわかりやすかった」と回答した件数は9割を超えた。また、「その場で振り返ることで自分の勉強について新しく気づかされたことがある」と回答した件数は、8割を超える結果となった。
指導員にその場で指導内容を振り返ってもらえることは、学習者の指導満足度向上につながることが実証されたと言える。
保護者:指導記録のわかりやすさ・指導記録の充実度・子どもの学習状況・進捗に対する理解度は、8割以上が満足度が高い結果となった。							
公教育活用の可能性について検証
								教育委員会へのヒアリングの結果、次の3点について、公教育活用の可能性があることがわかった。
1.指導記録の教員間共有
2.通知書「所見欄」記入時の指導リマインドデータの生成
3. 連絡帳記入の効率化							
各教場iPad5台
社内LAN
														
																											
			
						・高山恵美
・044-246-5211
・k-solution@johnan.co.jp					
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https://edu-biz.johnan.jp/
| 実証事例名 | 学習指導の視覚化と保護者共有 (AIによる指導記録の自動生成)実証事業 | 
|---|---|
| 受託事業者名 | 株式会社城南進学研究社 | 
| 実証パートナー名 | 城南コベッツ | 
| 実証年度 | |
| 事業カテゴリー種別 | |
| 実証地域 | 神奈川・東京 | 
| 対象 | |
| 対象学年 | 小学1年生~高校3年生 | 
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既存の校則やルールに対して生徒が主体となり、先生・保護者などの関係者との対話を重ね納得解をつくること(ルールメイキング)を通して、課題...
高校生向けのエシカルハッカー講座を開発し、実証校への提供を通じて、高校生の将来のキャリア選択肢の幅を広げる可能性を探る。