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ホーム   >   「未来の教室」 実証事業   >   ミネルバ大学教授法を題材とした「未来の学校」像の探究 〜アクティブラーニング・反転学習・オンライン双方向授業等を活用した、新たな学び・教職員・学校のあり方の模索〜
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(1)教職員向け_ミネルバ教授法トレーニング、(2)高校生向け_「脳科学に基づいて学び方を学ぶ」コースを実施。のイメージ1
完全オンライン、予習を前提とした反転学習。講師は20%程度しか話さないディスカッション形式でクラスは進行されます。のイメージ2
高校生向けコースは「脳科学を学び」「脳機能を日常生活でどう働かせるか」などを通じてメタ認知やグロースマインドセットを育みます。のイメージ3
これまでは学校の中に教員やカリキュラム、生徒が物理的にいなければ成立しませんでしたが、技術の進化によって新しい形が実現可能になります。のイメージ4

実証事業 報告書

  成果報告 (2021年度)  

2021年度 の 成果報告(PDF)を参照いただけます。

「未来の教室」実証事業成果報告2021:株式会社リクルートPDF:「未来の教室」実証事業成果報告2021:株式会社リクルート

本事業について

目的

学校教職員や高校生が「学び方を学ぶトレーニング」等を通じメタ認知を高めることで、自律的に新たな学びを実践するマインドセット・スキルや仕組み(OS)を獲得している状態(≒学習する学校組織)を実現していくこと

概要

教職員向け_ミネルバ教授法トレーニングの全体像


(※クリックで拡大表示します)

脳科学や心理学を横断した「学習科学」に基づき、授業計画やクラス運営、生徒へのフィードバック方法などを学びます。その後参加者同士で「模擬授業」を開催。学んで終わりではなく、得た知識を使い相互にフィードバックを受けることで、定着と現場実践に繋げます。

学習の転移を目的とした科学的な教授法設計


(※クリックで拡大表示します)

「丸暗記してテストで正解する」ことを目的とせず、学んだ内容が別の場所でも実践できる(転移:transfer)学習構造づくりを目指します。教職員向けも高校生向けも、「知る→分かる→できる」、といった転移を目的として、科学的に教授法が設計されています。

反転学習とエンゲージメント(没頭)


(※クリックで拡大表示します)

授業中教員はファシリテーターに徹し、全体の20%程度しか話すことはありません。生徒は事前予習で必要な知識をインプットしたのち、クラス議論に取り組みます。「予習をしてこないのでは?」という先生方の心配をよそに、この方式に慣れてくると生徒からは「せっかく予習してきたのになぜ当ててくれないのか」などの声が出るケースが多く見られます。

アセスメントと形成的フィードバック


(※クリックで拡大表示します)

ミネルバでは定期テストはありません。毎回の授業の発言や記述に対して、単に採点しジャッジするのではなく成長を促す形成的なフィードバックを行います。事実に基づいた頻繁なフィードバックは生徒の気づきや成長を加速します。実践できる知恵の獲得は生徒の自信にも繋がり、よりクラスへのエンゲージメント(没頭)を加速させる好循環を生むことができます。

メタ認知・メタ学習


(※クリックで拡大表示します)

探究や対話などの新たな学びを有効に駆動させるためには、「学び方を学ぶ(≒メタ学習)」が必要と考えられています。(※他方、現場教員に新たなスキル獲得を要請する場合、部活等のBPRや、デジタル化、教員定数増などを通じ日常の業務負担を軽減したり、職場の心理的安全性を確保するマネジメント上の工夫は当然に必要と考えられます)

成果

教職員向けトレーニング_修了3ヶ月後の調査結果


(※クリックで拡大表示します)

先生方は得た学びをそのままにせず、それぞれの授業に知見を持ち込んで工夫されている様子が分かります。現場トライアルの過程で試行錯誤し、トレーニング受講生同士連絡を取り合って事例を共有し、問題解決していくという例も見られました。

高知県立清水高等学校での実践例


(※クリックで拡大表示します)

小島教諭による「教えない授業、反転学習」へのチャレンジ。脳科学に基づいた生徒への問いかけなど、様々な工夫が凝らされています。オンライン双方向授業が可能なので、生徒と先生は物理的にどこにいても成立します。(文科省COREハイスクールネットワーク事業での実践も進められています)

高知県立佐川高等学校での実践例


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福島教諭による「トランスファー(学習転移)」を意識した授業作りへのチャレンジ。ご自身がアクティブラーニングを経験された実感から、生徒が「自分に役立つと分かれば学習意欲が湧く」ことに着目。様々な問いを通じて授業の組み立てを工夫されています。

高知県立山田高等学校での実践例


(※クリックで拡大表示します)

町田教諭には、実際に「高校生向け_脳科学に基づき学び方を学ぶコース」と題したミネルバカリキュラムを、山田高校の生徒に指導いただきました。「脳科学」「反転授業」「ディスカッション主体」といった不慣れな形式にもすぐに慣れ、日常生活でも脳科学を意識して新たなチャレンジを始めたり、生徒同士に共通言語が生まれることで議論が活発化したり、学習転移(transfer)の兆しが見え始めています。

高校生向け「脳科学に基づいて学び方を学ぶ」コース実施後調査結果


(※クリックで拡大表示します)

高校生に対しても、学び方や考え方などの項目で成果が見られました。これらの「メタ認知」習得は、科目学習にとどまらず、部活動や進路選択、日常生活などにも有効に働く可能性があります。

実証環境

1人1台のPCとnet環境、マイク付きイヤホンが必要(下記参照、4コアCPUと8GBメモリが目安。タブレット不可)
https://help.minervaproject.com/en/articles/4292732-computer-system-requirements


お問い合わせ先

future_academy@hakuhodo.co.jp

サービス情報サイト
サービス事業者サイト
実証事例名ミネルバ大学教授法を題材とした「未来の学校」像の探究 〜アクティブラーニング・反転学習・オンライン双方向授業等を活用した、新たな学び・教職員・学校のあり方の模索〜
受託事業者名株式会社リクルート
実証パートナー名高知県教育センター、高知県梼原町教育委員会、高知県立山田高等学校・清水高等学校・佐川高等学校ほか、広島県立安芸府中高等学校
実証年度
事業カテゴリー種別
実証地域高知県、広島県(フルオンライン実施)
実証校高知東高等学校、佐川高等学校、宿毛高等学校、清水高等学校、山田高等学校、梼原高等学校(以上高知県立高校)、安芸府中高等学校(広島県立高校)
対象
対象学年(1)教職員向けミネルバ式トレーニング、(2)高校生向けミネルバ式「脳科学に基づいて学び方を学ぶ」コースともに対象学年を問わない。また探究学習が本格化する前にこれらのプログラムでメタ認知を習得することで、その後の学習密度が濃くなる傾向が見られる。

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