ホーム   >   「未来の教室」 実証事業   >   学習ログを通じた公教育と民間教育の連携による個別最適学習の実現
  • line
中学校でのAIドリル活用により、生徒一人ひとりの学習ログを蓄積のイメージ1
蓄積した学習ログを学校・塾・保護者で共有し、子どもたちの学習を多角的に支援のイメージ2
学校と塾が同一のLMSを利用することにより、シームレスな学習を目指すのイメージ3

実証事業 報告書

  成果報告 (2021年度)  

2021年度 の 成果報告(PDF)を参照いただけます。

「未来の教室」実証事業成果報告2021:株式会社すららネットPDF:「未来の教室」実証事業成果報告2021:株式会社すららネット

本事業について

目的

教育データを、学習者にかかわるあらゆる支援者・指導者が共有可能な状態にしておくことによって、特定の指導者に負荷が集中するという課題を解消し、、学習者にとっても効率的かつ効果的な学習の実現を目指します。

概要

学力状況把握テスト

学力状況把握テスト

事業期間中および終了時に、「すららドリル」のテスト機能を活用して、既習内容の基礎力確認テストを、各単元につき2回ずつ行いました。

学習必要単元の抽出・選定


(※クリックで拡大表示します)

1回目の基礎力確認テストの結果から、単元別の正答率をもとに、復習すべき単元を抽出、選定しました。

学習計画策定支援・弱点単元の学習支援


(※クリックで拡大表示します)

①②の状況に基づき、学習塾の講師が、生徒・保護者に対して学習カウンセリングを実施し、学習計画の策定等、弱点克服のための支援を行いました。

学習ログ・学習計画に基づく個別学習


(※クリックで拡大表示します)

①~③に基づき、生徒が自身が必要とする単元の学習に、個別に取り組みました。

成果

弱点の量は生徒により8.4倍の差、個に応じた学習を支援


(※クリックで拡大表示します)

実証期間中、中学校において、学校で学習済みの範囲について2週間に1回(計5回)、すららドリルを利用して英語の基礎力確認テストを実施したところ、生徒により計13~110個の弱点や復習を必要とする箇所が発見されました。

個別最適な学習により、単元正答率が最大30ポイント向上


(※クリックで拡大表示します)

基礎力確認テストの平均得点率と、最後に実施したまとめテストの得点率を比較して、得点率の伸びを算出したところ、学習塾講師から配信された復習課題(目標)の達成率と正の相関が見られ、AI教材と学習塾講師の支援による個別最適化された学習に取り組むことにより、学習内容の定着度が高まっていることがうかがえます。

全範囲を網羅的に学習するのに比べて学習量を6割に削減


(※クリックで拡大表示します)

すららに搭載された学習リコメンデーション機能や学習塾講師による個別の学習アドバイスによって、生徒が復習を必要とする単元は、全単元を網羅的に学習する場合と比べて約6割の学習量で済みました。

教員・保護者に加えて第3の存在がポジティブな効果


(※クリックで拡大表示します)

実証終了時の生徒アンケートの結果では約8割の生徒が英語の学習に対してポジティブな気持ちを持つようになりました。さらに、本実証に参加した多くの生徒が、英語に限らず「実証事業を通じて勉強の仕方が分かるようになった」と回答しました。

9割の保護者が学習ログ連携に有用性を実感


(※クリックで拡大表示します)

保護者が自身の子どもの学習状況を確認できる学習管理画面のアカウントを付与し、学習に対する励ましや声掛けをするように促しました。その結果、実証終了時の保護者アンケートに回答した全員が適宜学習に関する声掛けを行ったと回答しました。

実証環境

ICT環境が整備されており、2020年には生徒1人1台のChromebookを導入。EdTech導入補助制度によって、AIドリル「すららドリル」の活用も始まった。2021年には大分県の「授業のイノベーションを促すフロンティア校」に認定されICTを効果的に活用する授業を推進している。


お問い合わせ先

future_academy@hakuhodo.co.jp

サービス情報サイト

ダウンロードコンテンツ
サービス事業者サイト
実証事例名学習ログを通じた公教育と民間教育の連携による個別最適学習の実現
受託事業者名株式会社すららネット
実証パートナー名真未来塾(長崎県)、個別指導Good Thing(東京都)、あかり塾(広島県)、learning base WITH(沖縄県)
実証年度
事業カテゴリー種別
実証校玖珠町立くす星翔中学校(大分県)
対象
対象学年中学1年生

●このサービスをご覧の方はこんなサービスもご覧になられています。

  • 先生と企業人の交換留学プログラム ~社会...

    教師と企業人が異文化体験を通じ共に学び合うことで「未来の教室」ビジョン第二次提言内「新しい学習基盤づくり 課題3:教師が学び続け、外部...

    詳しくはこちら先生と企業人の交換留学プログラム ~社会的人事異動により知性を磨くリーダーシッププログラム

  • 越境的・共創的な学びを実現するみらいハイ...

    詳しくはこちら越境的・共創的な学びを実現するみらいハイスクール

  • シミュレータを利用したSTEAM教育と理数探究...

    ① COVID-19に対応できる、CASEをテーマとしたSTEAM教育コンテンツとプラットフォームの開発 ② STEAM教育の学習効果に関する総合的な評価の開発"...

    詳しくはこちらシミュレータを利用したSTEAM教育と理数探究能力の評価@三重県

  • 公立高校における「探究と個別最適化学習が...

    探究学習と知識・技能の学びが相互に循環・発展し続ける学びと、 高校における(進路目標に紐づく)「学習計画の設計」とそれに基づく自律的な...

    詳しくはこちら公立高校における「探究と個別最適化学習が効果的に接続した学び」「進路目標と関連付けた個別学習計画に基づく学びの実践」

  • 専門家と協働した教育活動資金確保のための​...

    詳しくはこちら専門家と協働した教育活動資金確保のための​ファンドレイジング実証事業​

  • 公教育と民間教育の連携実証 ~「自立学習RE...

    「自立学習RED」の基幹エンジンであり、AIを活用した個別最適化学習プログラムである「eフォレスタ」を公教育向けに再定義した上で、学校現場の...

    詳しくはこちら公教育と民間教育の連携実証 ~「自立学習RED」の公教育導入実証~

  • アダプティブラーニングによる知識・技能の...

    アダプティブラーニングを活用した学習の効率化(学習時間の短縮)と学習効果の向上を検証する。さらに、効率化によって創出された時間を使い、...

    詳しくはこちらアダプティブラーニングによる知識・技能の習得(AI教材「Qubena」の公教育への導入実証)とSTEAM教育の実践

  • 資⾦運⽤モデルを⽤いたコレクティブな教育...

    詳しくはこちら資⾦運⽤モデルを⽤いたコレクティブな教育事業創出スキームの実証~持続可能な学びと共創の場の実践~



  • line



このページの上部に戻る
未来の教室の今(SPフッタのボタン)
未来の教室ってなに?
未来の教室通信:新規会員登録はこちら