ホーム   >   「未来の教室」 実証事業   >   未来志向の部活動実現に向けた部活インフラ再構築実証事業
  • line
のイメージ1


実証事業 報告書

  成果報告 (2023年度)  

成果報告(PDF)を参照いただけます。

最終報告書 株式会社STEAM Sports LaboratoryPDF:最終報告書 株式会社STEAM Sports Laboratory

本事業について

背景

部活動を取り巻く多岐にわたる課題に対して、従来の「部活動顧問(教員)に依存した」あり⽅では解決困難なため、その⽷⼝として部活動のDX化の可能性を検証するもの

目指す姿

これからの社会に求められる資質・能力の育成を基本に、部活動の教育的意義を担保しながら、教員の負担軽減を実現できる新たな部活動環境の構築を目指す

概要

事業概要

時代が求める「新しい部活動のあり方」を模索するために、合理的で、かつ効率的・効果的な「生徒主体の自走する部活動」を実現するためのプラットフォームを構築し、その効果及び可能性について検証した。プラットフォームは、「オンデマンド教材」、「オンラインコーチング」、「AO入試対策サポート」、「デジタルデバイス」から構成され、部活動と大学入試、及び人材育成を接続する仕組みに挑戦した。

プラットフォーム利用イメージ

1. 普段の活動で必要な競技スキルや練習方法、その他パフォーマンス向上に必要な知識をオンデマンド教材の中から選択して受講
2. 特に関心のあるテーマや更に詳しく知りたいテーマについては、オンラインコーチングにて専門コーチから学ぶ
3. デジタルデバイスを活用しながら、学んだ内容を実践し、スキル習得・習熟を目指す(課題発見や練習成果をデジタルデバイスで確認)
4. 上記で実践した部活動における主体的活動・経験を受験に生かせるよう、AO入試対策サポートを受講

成果

認知領域に対する効果

・生徒の認知領域(知識・理解や思考力、創造力、評価)の形成に効果的であったか否かを評価するために認知形成評価票を実施。
・全体平均では、実施前後での変化は殆ど見られなかったが、プラットフォームの活用状況によって、大きな違いが見られた。
・「活用なし」の生徒においては低下した一方、活用頻度が「3~4回」の生徒では上昇傾向が確認された。特に、行動変容に繋がりやすいとされる「評価」項目においては、5%水準で有意な上昇があった。

ライフスキルに対する効果

・問題解決能力をはじめ、それに求められる創造的思考や意志決定能力等、WHOの提唱するライフスキル形成に効果的であったか否かを評価。
・前後比較において、「活用なし」が低下傾向にある一方、活用頻度が高くなるほど、ライフスキルが上昇する傾向が確認された。特に、批判的思考、創造的思考、意志決定スキルについては、5%水準で有意に上昇しており、試行錯誤の結果が伺えた。

未来の部活支援

実証事業の結果、生徒のプラットフォーム活用を促進するために、教員を経由したプラットフォームに再構築することを提案。教員の部活動業務である「管理業務」「進路指導」「競技指導」を網羅することにより、競技指導から進路指導まで一貫した部活支援により、これからの社会に求められる人材育成が可能になるのでは…。部活動の教育的意義を担保しながら、教員の負担軽減を目指す。

部活動支援プラットフォーム

実証環境

■WEBサイトへのアクセスができれば、PC・タブレット・スマホなどのデバイスで使用可能
・部活探究プラットフォーム ・テーマ別動画コンテンツ・WEBアプリケーション映像分析ツール(プレポス)・オンラインライブ配信
■タブレット(iPad or アンドロイドタブレット)
・野球スコアブックアプリ・ラプソードアプリ


お問い合わせ先

・所属:株式会社STEAM Sports Laboratory
・役職:代表取締役
・⽒名(フリガナ):⼭⽻教⽂ (ヤマハタカフミ)
・メールアドレス:
 t.yamaha@fieldofdreams-jp.com
・電話番号:
 03-6206-0333

サービス情報サイト

ダウンロードコンテンツ
サービス事業者サイト
実証事例名未来志向の部活動実現に向けた部活インフラ再構築実証事業
受託事業者名株式会社STEAM Sports Laboratory
実証パートナー名大分県教育委員会
実証年度
事業カテゴリー種別
実証地域大分県
実証校①⼤分県⽴杵築⾼校 野球部 ②⼤分県⽴中津南⾼校 野球部 ③⼤分県⽴⼤分鶴崎⾼校 バスケットボール部 ④⼤分県⽴玖珠美⼭⾼校 ラグビー部
対象
対象学年高校1〜2年生

●このサービスをご覧の方はこんなサービスもご覧になられています。

  • 教育⽀援コミュニティのデータベース化及び...

    詳しくはこちら教育⽀援コミュニティのデータベース化及びその活用と多様な伴⾛者の学校参画促進に関する実証事業

  • 放課後総合サービス業 モデルケース創出プ...

    プロスポーツクラブや民間企業など様々な主体が協力し、“学校施設”や"外部施設"を使って、スポーツクラブ=総合型放課後サービス業の創出を目指...

    詳しくはこちら放課後総合サービス業 モデルケース創出プロジェクト

  • プラント業界における「IoT人材」を育成する...

    プラントの運転や保安などにおける課題に対し、広義のIoT、システムを利活用して解決に取り組む人材を育成する。

    詳しくはこちらプラント業界における「IoT人材」を育成する講座の開発

  • 「旅する学校 みらいハイスクール」

    ”越境可能な多様で開かれた教育システム”の実現に向けて、「学校・地域」「全日制・通信制」の枠を超えた個別最適で協働的な学びの実証を行う。

    詳しくはこちら「旅する学校 みらいハイスクール」

  • 民間資金を活用した教育財源エコシステムの...

    詳しくはこちら民間資金を活用した教育財源エコシステムの構築に関する実証事業

  • 「デキタス」を利用した将来的に公認可能な...

    あらゆる事情により学力のサポートが必要とされる生徒に対して、「個別学習計画」を作成。その計画に沿ってICT教材「デキタス」を活用し、生徒の...

    詳しくはこちら「デキタス」を利用した将来的に公認可能な「学校外教育サービス(オルタナティブ教育)」の実証

  • Hero Makers

    私たちが考えるヒーローとは「配られたカード以上の未来を切り開ける存在」です。これからの激動の時代を生きる若者たちは、須らくヒーローであ...

    詳しくはこちらHero Makers

  • 「未来の教室(学びの場)創出事業)〜Robot...

    本事業ではNYアカデミーのメンター制度の仕組みを参考に、学生にとって新たな仕事機会、キャリア構築を目指すとともに、高校生以下の創造的な学...

    詳しくはこちら「未来の教室(学びの場)創出事業)〜Robotics×Media Arts 社会課題解決・創造STEAMS PBLプログラム 全国の高校・中学校とともに〜



  • line



このページの上部に戻る
未来の教室の今(SPフッタのボタン)
未来の教室ってなに?
未来の教室通信:新規会員登録はこちら