地域の中で企業や大学、教育関係者が一丸となって人材育成を進めるための仕組みの構築
企業・大学が連携した持続可能なサードプレイス
持続可能であり実践的な学びのサードプレイスを作っていくために、企業の課題に子どもたちがとりくむことで企業のファン獲得や長期的な人材育成につなげるプロジェクトや、大学の専門家に授業をしていただくことで興味を広げるプロジェクトを実施。
小学生から大学生までを対象とし、全体で167名が参加した。企業が教育に課題や資金・人員を提供するメリットがあるか、大学が関係することにより子どもたちの興味の拡大につながるか、大学側へのメリットがあるか検証した。
企業の課題に子どもたちがとりくむ
企業の課題に取り組むプロジェクトでは、高校生・大学生がモンテディオ山形のマーケティング課題にとりくむプロジェクト、小学校高学年がNHK山形支局のキャッチコピーPR動画を製作するプロジェクト、小中高生が一般社団法人YAMAGATA ATHLETE LABで活用する新たなスポーツを発明するプロジェクトを実施した。
高校と連携した探究授業
高校との連携も模索するため、スポーツ発明プロジェクトについては、山形中央高校の協力のもと、高校での有志を対象にしたワークショップも実施した。
大学と連携した専門的な学び
大学教授からの授業は、東北芸術工科大学・山形大学の教授陣の協力のもと、オムニバス形式で多様な体験を提供する授業と、科学に絞って深く科学の楽しさを知る授業を実施した。
旧校舎を改築した複合施設でのサードプレイス
当サードプレイス事業は、山形市との連携のもと、山形市立第一小学校旧校舎を改築してつくられた複合施設「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」で実施した。
企業が子どもたちと課題に取り組むメリット・示唆
活動を通じて、社内の雰囲気の良さや一人一人の意見を尊重する姿勢など、会社に魅力を感じられたという意見が多数みられた。また、若者が積極的に活躍できる場や若者の声を取り入れることに魅力を感じるという声があり、CSR活動や企業のファン獲得・長期的な人材育成に効果があることが確認できた。
一方、企業と連携する際には集客が重要であり、集客ノウハウの蓄積や関係人口の増加など、企業に提供できるサードプレイスとしての価値を明確にすべきとの示唆も得た。
子どもたちが企業の課題に取り組む効果
企業の課題に取り組む中で、楽しさや経験を得られるだけでなく、創造性の強化が確認できた。また、企業連携の中でコーチングをプログラムに組み込んだが、企業の課題に取り組むうえでひとりひとりの目標が明確になる、気持ちが整理できるなどの効果が確認できた。
大学教授が子どもたちに授業を提供するメリット
大学教授から専門分野に関する授業を実施していただくことによって、大学への好感度向上や専門分野の認知拡大につながることが確認できた。また、教授側にも、特に教育意識の高い方については子ども向け教材の作成をしたいという需要があることも分かった。
子どもたちが大学教授の授業を受ける効果
実施した授業の専門分野に対して、興味関心の拡大が見られた。一方、難易度が高いと感じられた授業についてはあまり興味関心の拡大が見られなかったため、極力難易度は落としたほうが良いことがわかった。
また、科学に限定して実施した授業において、中高生と比較して小学生の科学への好感度の向上が大きく見られたため、年齢が低いうちから専門分野の面白さを体験する授業を実施すべきとの示唆を得た。
自走と普及に向けての示唆
今後は定期的に開講する探究教室として受益者負担によってサードプレイスを持続させつつ、企業・大学・自治体と連携したプロジェクトを拡大していくことを目指す。そのためには、集客ノウハウやワークショップ運営ノウハウの明示など、企業・大学・自治体のハブとなるサードプレイスとしての価値を明確に打ち出していく必要がある。
特になし
https://yamanomukou.com/estem/
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https://yamanomukou.com/estem/
| 実証事例名 | 地域の企業・大学が小中高生に学びの機会を与えるサードプレイス |
|---|---|
| 受託事業者名 | 株式会社山のむこう |
| 実証パートナー名 | 山形市・株式会社Q1 |
| 実証年度 | |
| 事業カテゴリー種別 | |
| 実証地域 | 山形県山形市 |
| 対象 | |
| 対象学年 | 小学1年生~大学生 |
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