教育データを、学習者にかかわるあらゆる支援者・指導者が共有可能な状態にしておくことによって、特定の指導者に負荷が集中するという課題を解消し、、学習者にとっても効率的かつ効果的な学習の実現を目指します。
学力状況把握テスト
事業期間中および終了時に、「すららドリル」のテスト機能を活用して、既習内容の基礎力確認テストを、各単元につき2回ずつ行いました。
学習計画策定支援・弱点単元の学習支援
①②の状況に基づき、学習塾の講師が、生徒・保護者に対して学習カウンセリングを実施し、学習計画の策定等、弱点克服のための支援を行いました。
弱点の量は生徒により8.4倍の差、個に応じた学習を支援
実証期間中、中学校において、学校で学習済みの範囲について2週間に1回(計5回)、すららドリルを利用して英語の基礎力確認テストを実施したところ、生徒により計13~110個の弱点や復習を必要とする箇所が発見されました。
個別最適な学習により、単元正答率が最大30ポイント向上
基礎力確認テストの平均得点率と、最後に実施したまとめテストの得点率を比較して、得点率の伸びを算出したところ、学習塾講師から配信された復習課題(目標)の達成率と正の相関が見られ、AI教材と学習塾講師の支援による個別最適化された学習に取り組むことにより、学習内容の定着度が高まっていることがうかがえます。
全範囲を網羅的に学習するのに比べて学習量を6割に削減
すららに搭載された学習リコメンデーション機能や学習塾講師による個別の学習アドバイスによって、生徒が復習を必要とする単元は、全単元を網羅的に学習する場合と比べて約6割の学習量で済みました。
教員・保護者に加えて第3の存在がポジティブな効果
実証終了時の生徒アンケートの結果では約8割の生徒が英語の学習に対してポジティブな気持ちを持つようになりました。さらに、本実証に参加した多くの生徒が、英語に限らず「実証事業を通じて勉強の仕方が分かるようになった」と回答しました。
ICT環境が整備されており、2020年には生徒1人1台のChromebookを導入。EdTech導入補助制度によって、AIドリル「すららドリル」の活用も始まった。2021年には大分県の「授業のイノベーションを促すフロンティア校」に認定されICTを効果的に活用する授業を推進している。
実証事例名 | 学習ログを通じた公教育と民間教育の連携による個別最適学習の実現 |
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受託事業者名 | 株式会社すららネット |
実証パートナー名 | 真未来塾(長崎県)、個別指導Good Thing(東京都)、あかり塾(広島県)、learning base WITH(沖縄県) |
実証年度 | |
事業カテゴリー種別 | |
実証校 | 玖珠町立くす星翔中学校(大分県) |
対象 | |
対象学年 | 中学1年生 |
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