・修繕依頼をアプリで効率化、教育委員会が主導した三島市の校務改善
・管理職と教職員のチームワーク、働き方改革に動き出した鹿児島市立谷山中学校
本事業では、教師が定時に帰宅できるチーム連携が取れており、勤務時間中の生徒との触れあいの時間が、より増えている状態を目指す。この実現ための障壁を確認し、モデルプランを実証する
先生と子どものチームワークによる働き方改革
教員自身のワークライフバランスを保つための打開策を一緒に考えるために、定期的な1on1を実施。週末が部活動で潰れてしまうことが大きな負担となることを知り、土曜の部活動について生徒と話し合うことになった。生徒の部活に対する想いと、先生の気持ちをそれぞれ対話し、お互い何が良いか考えることで「対話して納得解を出す」体験を教員・生徒ともに行う。これにより生徒の「自らで考え行動する力」も促進でき、教員の部活動に対する改善活動が高まった。
外部メンターの密着と1on1から考える働き方改革
教員の実態を把握するために「1日密着」を行い、民間の立場からのフィードバックを行う。外部の人から見られることにより、教員も「この時間は必要なのか」と、1つ1つの業務時間を確認するようになった。授業時間以外での生徒との時間はできるだけ確保したいと思いつつも、では授業中に自分は生徒と会話できているのか、などといった振り返りも生まれ、生徒と向き合う「授業」の時間の充実度upのためにできることはあるかといった考察が生まれた。
管理職と教職員のチームワークによる働き方改革
学校改革を「管理職が行う」から「教員が行う」に意識改革した。教職員の困りごとをピックアップしながら管理職に伝え、はじめの一歩としてできることを模索。教員PCで見れる予定表を各職員室の黒板にも書く"二重作業"を無くすことから始めた。PCを見る習慣をつけるために各職員室にモニターを設置。教員グループウェアの情報や大事な情報をモニターに表示することにより、PCを見る頻度を上げ、PCを開く習慣付けるところから始めた。デジタル化の1歩を踏み出したことにより、教員からの改善案が上がってくるように。管理職と教員とがチームになり1つ1つ取り組んでいる。
学校と教育委員会の情報共有の効率化
教頭の大半の業務は紙とメールとエクセルで行われていることを知り、教育委員会とのやり取りや情報共有をアプリ化することで、教頭・教育委員会両方の業務効率化を行った。まずは学校の「修繕依頼業務」をアプリ化。ペーパレスになり、必要事項記入漏れもなくなり、修繕依頼の進捗状況も一目でわかるように。教頭や教員の校務負担削減には教育委員会の業務のデジタル化が必須と判明した。
部活動における生徒との「対話モデル」
「あるべき論」で慣習的に行わず、お互いの「理想」を「対話」することにより、部活動の取り組みを前向きに改善していくやり方の効果が実証された。(サイボウズの「問題解決のフレームワーク」を活用)
教員と外部との「1on1モデル」
民間企業で取り入れつつある1on1の活用。外部との対話やアドバイス、その教師自身の暮らしや仕事に対してのアイデアの提供が、教員の内省と自身の働き方の改善を促し、行動変容となることが分かった。
アナログとデジタルの業務重複の停止とそのPDCA
子どもが将来働く場所になる可能性のある、民間で行われているデジタルベースの働き方や業務手法とのギャップを率直に助言することにより、これまでの慣習を止めることなく重複している業務を、抵抗感なく新しいツールのみに移行できるステップが示された。
市教委の業務のデジタル化
校務効率化のためには市教委の業務のデジタル化が必要。クラウドサービスを利用した教育委員会の業務効率化を実現。
学校BPRには教育委員会のBPRが必須であることが明確になった。
端末:PC 利用機器:40インチのモニター+モニター台 台数:5台(各職員室)
https://teamwork.cybozu.co.jp/
https://teamwork.cybozu.co.jp/
実証事例名 | 学校BPRプロジェクト ~教員のチーム化により実現する働き方改革~ |
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受託事業者名 | サイボウズ株式会社 |
実証年度 | |
事業カテゴリー種別 | |
実証地域 | 静岡県三島市 / 鹿児島県鹿児島市 |
実証校 | 三島市立中郷西中学校 / 鹿児島市立谷山中学校 |
対象 |
企業プログラムや多様な社会教育施設のプログラムなど、児童生徒がわくわくしながら体験的に学べるコンテンツを開発・整理し、将来的には教科の...
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