近年バイオ分野においても格段に重要性が増しつつあるビッグデータやAIシステムなどを実践的に扱うことができるバイオ関連産業ニーズに合致したデータサイエンティストの人材育成を目的とする。
東京医科歯科大学や東京大学では、製薬やバイオテクノロジー関連企業と連携した実践的な人材育成を目的とした教育プログラムがあるが、これらは主に博士後期課程の学生を対象としたものであり、社会人が受講するにはハードルが高い。
本事業では、ビックデータやAIの医療応用といったより実践的な企業ニーズを踏まえた「産業界横断的なバイオ分野データサイエンス関連スキル標準」と各産業界の実情に合わせた個別の「専門スキル標準」を作成する。
このスキル標準に基づき、大学で実施されている教育プログラムを、製薬、ヘルスケア、農業などの産業界の社会人を対象とした教育プログラムに発展させるとともに、受講者側の意見を聴取し、その有効性を実証する。
具体的には;
1. 企業ニーズの調査:製薬及びヘルスケア産業等の企業を対象とし、バイオ分野の先端的ICT技術やAI技術の活用について、企業が抱える問題点、人材育成のニーズ、求められる技術・教育講座等について調査する。
2. スキル標準の作成:現在大学で実施されている教育プログラムで習得できるスキル一覧表を作成し、これに企業側からのニーズを踏まえて、「産業界横断的なバイオ分野データサイエンス関連スキル標準」と各産業界の実情に合わせた個別の「専門スキル標準」を作成する。
3. 社会人向け教育講座の開発:大学で実施されている教育プログラムを参考に、スキル標準をベースとした社会人向けの講座体系を作成し、この講座体系に基づき社会人向け講座を実施する。
4. アンケートの実施:実施した社会人向け講座について、受講者及び受講者が所属する企業に満足度アンケートを実施する。
ー
| 実証事例名 | 「産業界横断的なバイオ分野データサイエンス関連人材」を育成する講座の開発 |
|---|---|
| 受託事業者名 | 一般社団法人バイオ産業情報化コンソーシアム |
| 実証パートナー名 | 東京医科歯科大学、東京大学大学院農学生命科学研究科、日本オミックス医学会、国立遺伝学研究所 |
| 実証年度 | |
| 事業カテゴリー種別 | |
| 実証地域 | - |
| 対象 | |
| 対象者 | 製薬、ヘルスケア、農業などバイオ関連産業の社会人全般 |
小学校から高校まで、観光産業の知識や構造に関する知識を習得し、仮想旅行や観光政策の検討など、観光への取組みが経済効果をもたらすのか、「...
地域の中で企業や大学、教育関係者が一丸となって人材育成を進めるための仕組みの構築
教師と企業人が異文化体験を通じ共に学び合うことで「未来の教室」ビジョン第二次提言内「新しい学習基盤づくり 課題3:教師が学び続け、外部...
Society5.0で実現されるべき「個別に最適化された学び」には、学校教育と民間教育の協力・連携が理想的であり、そのひとつの形を実証するため。
4つの授業コンテンツを提供してきたが「教科横断の授業は難しいのでは」との声もあった。学校や教師の状況に合った、柔軟な授業のあり方を探る。
アダプティブラーニングを活用した学習の効率化(学習時間の短縮)と学習効果の向上を検証する。さらに、効率化によって創出された時間を使い、...
「自立学習RED」の基幹エンジンであり、AIを活用した個別最適化学習プログラムである「eフォレスタ」を公教育向けに再定義した上で、学校現場の...