中山間地域での部活動の地域移行において最も大きな課題の一つである生徒の移動手段の確保について、タクシーと乗合MaaSアプリを活用した送迎の事業性を検証しました。
実証フィールドの現状
実証フィールドとなる美祢市は、山口県の西部にある人口2万人程度の中山間地域であり、広大な面積を有しています(横浜市を少し上回る程度)。市内には6つの中学校がありますが、生徒数の少ない学校では、選択できる種目が限られています(美東中男子の場合、ソフトテニス、卓球、軟式野球、吹奏楽)。
実証のポイント
本実証では、左記のように解決すべき課題として「3つの確保」を設定し、各課題の解決手段となりうる実証を行いました。
① 移動手段の確保に向けた実証
移動手段の確保に向けては、複数の中学校が合同で練習を行う場面において、乗合タクシーでも利用できるMaaSアプリとタクシーを活用した送迎を実施しました。
② 指導者の確保に向けた実証
指導者の確保に向けては、潜在的な指導者の発掘を目的とした美祢市近郊の企業へのヒアリング、外部指導者を含む様々な指導者による複数校の合同ブカツを実施しました。
③ 収益の確保に向けた実証
収益の確保に向けては、ブカツ運営に係る新たな収益源の確保を企図し、市内の社会体育施設を有効活用したスポーツイベントを企画・開催しました。
送迎の実施結果
乗合AIアプリを活用したタクシーによる送迎は、市内中学校が集まって行った計4日間の合同ブカツにおいて、のべ197人が利用しました。
乗車/降車地点の多い送迎では、最初に乗った/最後に降りた生徒の乗車時間が60分を超える送迎も発生しました。
送迎の満足度
送迎の満足度について、保護者へのアンケートの結果、満足傾向(満足+やや満足)の回答が4割程度、不満傾向の回答が半数程度を占めました。生徒へのアンケートでは、満足傾向(満足+やや満足)の回答が9割を超えました。
許容できる金額
片道の送迎1回あたりの許容金額について、利用を検討すると回答したうちの75%が300円/回という結果となりました。
許容できる乗車時間
保護者が許容できる平日練習後の自宅への到着時間について、乗車後40分以内が回答者の9割以上を占めました。
タクシー送迎の収支シミュレーション
アンケートの結果も踏まえ、タクシー事業者としての収支シミュレーションを行った結果、長距離・普通車タクシーでの送迎は保護者の支払いだけでは採算が取れないことが分かりました。
実証内で端末の提供等は実施していない
「未来の教室」実証事務局
https://www.learning-innovation.go.jp/faq/
EdTechサービスの提供は行っていない
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YMFGZONEプラニング:
https://www.ym-zop.co.jp/
山口第一株式会社:
https://www.yamaguchibank.co.jp/portal/special/ymguts/
株式会社REA:
https://www.ym-zop.co.jp/
一般財団法人UNITED SPORTS FOUNDATION:
https://www.ym-zop.co.jp/
YMGUTS:
https://www.yamaguchibank.co.jp/portal/special/ymguts/
| 実証事例名 | 中山間地域における部活動地域移行~「部活動MaaS」による持続可能な地域移行モデルの検証~ |
|---|---|
| 受託事業者名 | 株式会社YMFG ZONEプラニング |
| 実証パートナー名 | 美祢市教育委員会、山口第一交通グループ(山口第一株式会社、株式会社REA)、一般財団法人UNITED SPORTS FOUNDATION、MINEスポーツマネジメント共同企業体、YMGUTS |
| 実証年度 | |
| 事業カテゴリー種別 | |
| 実証地域 | 山口県美祢市 |
| 実証校 | 伊佐中学校・厚保中学校・大嶺中学校・美東中学校・秋芳中学校 |
| 対象 | |
| 対象学年 | 合同部活動:中学1~2年生、スポーツイベント:小学2年生~中学3年生 |
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