ホーム   >   「未来の教室」 実証事業   >   二宮町の部活動の受け皿としての地域スポーツクラブの創出と地方活性への可能性の検証
  • line
二宮町吾妻山からのイメージ1
フットサルシーン1のイメージ2
フットサルシーン2のイメージ3
フットサルシーン3のイメージ4

実証事業 報告書

  成果報告 (2021年度)  

2021年度 の 成果報告(PDF)を参照いただけます。

「未来のブカツ」実証事業成果報告2021:株式会社JTBPDF:「未来のブカツ」実証事業成果報告2021:株式会社JTB

本事業について

目的

町内スポーツクラブを巻き込み、町の部活動の受け皿としてのスポーツクラブを発足。町が抱える人口減少問題を解消するとともに、地域活性の起爆剤とすることを検討する。

概要

二宮町の現状と課題


(※クリックで拡大表示します)

二宮町は、神奈川県の県西に位置する人口27,583人(2020年5月現在)面積9.08㎢の自治体です。相模湾に面し、温暖な気候で東京から70㎞(約1時間20分)の距離であるが、近年は少子高齢化、人口減少が止まらず2014年の日本創生会議では「2040年に消滅の可能性がある自治体」と指摘されています。

今回の実証事業における二宮町の課題とゴールは3つあります。
①人口減少・少子化に伴う部員数の減少
②学校教員の働き方改革
③地域スポーツクラブの効果的・効率的な運営

ラビッツクラブ湘南二宮


(※クリックで拡大表示します)

ラビッツクラブ湘南二宮は、2015年11月行政と町民有志で設立準備委員会を発足。「町民の町民による町民のためのスポーツクラブ」の理想を掲げ2017年に会活動開始いたしました。今回は、部活動の地域クラブ移行の受け皿に向けた課題抽出と検証、フットサルの種目の実施運営の業務を行いました。

実証概要モデルの検証


(※クリックで拡大表示します)

今回の実証事業の中で、地域の課題をふまえ、まずは目指すべき姿を構築いたしました。地域クラブが継続できるモデルを前提として、産学官がヨコで連携すること、学校教育と社会教育がタテの連携を行うことをポイントとして検討しました。JTBとしては、このスキームの構築に向けてステークホルダーとなるパートナーへヒアリングを行ったり、サステナブルな経営を考えマネタイズ方法を企業側にヒアリンを行い検証を行いました。

実証にあたっての検証ポイント


(※クリックで拡大表示します)

成果

実証事業の運営内容


(※クリックで拡大表示します)

二宮中学校・二宮西中学校の全校生徒に声をかけて、フットサルの種目を実施しました。ラビッツクラブ湘南二宮が指導を行いました。
中学校の学習指導要領に、クラブのコンセプトを組み合わせ、指導マニュアルも作成して実施。指導のクオリティを維持すること、新しい指導者や他の種目の指導者にも共有することで、全体の指導レベルをあげることに努めました。
また、参加生徒からは「初めてフットサルをやったが、とても楽しかった、継続してもらいたい」「フットサルの基本を教わり、サッカーに活かしたい」「ボールをたくさんさわれて、ゴールもたくさん決めれて楽しかった」との声が上がりました。

実施アンケート(教員、生徒、保護者)


(※クリックで拡大表示します)

教員には「部活動の地域クラブ移行」説明後に現状の部活動の取り組みに関する率直な感想やご意見をいただき、今後に向けた課題や多くの示唆をいただきました。
生徒と保護者には、実施事業終了後にアンケートと実施時のインタビューにもとに検証を行いました。生徒からはフットサルの満足度が80%だったこと、部活動に対する姿勢が「スポーツを楽しむ」ことであることがわかりました。また保護者は、部活動に期待することは「友達づくり」や「体力向上」であり、競技レベルを求める方は少ないことがわかりました。
勝利至上主義を求めるよりも、エンジョイ志向の傾向であることが明らかになりました。

目指すべき姿(JTB・ラビッツクラブ湘南二宮 案)


(※クリックで拡大表示します)


お問い合わせ先

future_academy@hakuhodo.co.jp

サービス情報サイト

ダウンロードコンテンツ
サービス事業者サイト
実証事例名二宮町の部活動の受け皿としての地域スポーツクラブの創出と地方活性への可能性の検証
受託事業者名株式会社JTB
実証パートナー名ラビッツクラブ湘南二宮
実証年度
事業カテゴリー種別
実証地域神奈川県二宮町
実証校二宮町教育委員会、二宮町立二宮中学校、二宮町立二宮西中学校
対象
対象学年中学校1年〜3年

●このサービスをご覧の方はこんなサービスもご覧になられています。

  • グローバルキャリア探究キャンパスCROSS BRIDGE

    CROSS BRIDGEは全国の高校生がオンラインで国内外の社会課題と接点を持ち、その解決に取り組むロールモデルとの出会いやメンターとの対話を通じ...

    詳しくはこちらグローバルキャリア探究キャンパスCROSS BRIDGE

  • シミュレータを利用したSTEAM教育と理数探究...

    ① COVID-19に対応できる、CASEをテーマとしたSTEAM教育コンテンツとプラットフォームの開発 ② STEAM教育の学習効果に関する総合的な評価の開発"...

    詳しくはこちらシミュレータを利用したSTEAM教育と理数探究能力の評価@三重県

  • 『OJaCプロジェクト』 「不登校児童生徒を対...

    1. 不登校児童生徒を対象としたICT在宅学習の実施 2. 人的サポートによる学習効果の定量的調査・測定 3. 学校現場の出席・学習評価のガイドラ...

    詳しくはこちら『OJaCプロジェクト』 「不登校児童生徒を対象としたICT在宅学習モデルの構築」

  • 公教育と民間教育の連携による、個別最適化...

    Society5.0で実現されるべき「個別に最適化された学び」には、学校教育と民間教育の協力・連携が理想的であり、そのひとつの形を実証するため。

    詳しくはこちら公教育と民間教育の連携による、個別最適化された学びの未来の形

  • 顧客の「横断的体験」を生み出せる「システ...

    産業構造の大きな変化の中で求められる横断的な体験を作り出すための”システムとしてデザインする”という新しいスキルについて定義し、これを習...

    詳しくはこちら顧客の「横断的体験」を生み出せる「システムデザイン人材」を育成する講座の開発

  • 教育委員会が学校の伴走者に変わっていくた...

    働き方改革/業務改善の目的は単なる時間削減ではなく「教育の質の向上」にあり、教育委員会の変容(管理から支援・伴走へ)が大きな後押しになる...

    詳しくはこちら教育委員会が学校の伴走者に変わっていくためのプロジェクト型組織変革プログラム

  • あらゆる家庭環境の子どもに開かれた​ピア・...

    生育環境や発達特性からプログラミング・IT学習の継続が困難な子どもたちの初期離脱率を改善し、「自律的で協働的な学習者」に成長するための基...

    詳しくはこちらあらゆる家庭環境の子どもに開かれた​ピア・ラーニング型「放課後プログラミング​クラブ」のチュートリアルパッケージ開発実証​

  • スポーツ興行@徳島/伝統工芸@佐賀を題材...

    プロスポーツビジネスの興行を1試合運営することで、チェンジメーカー足り得る人材の育成を目指すとともに、大学生チームと連携して進める中でヒ...

    詳しくはこちらスポーツ興行@徳島/伝統工芸@佐賀を題材にしたチェンジ・メイカー育成プログラム



  • line



このページの上部に戻る
未来の教室の今(SPフッタのボタン)
未来の教室ってなに?
未来の教室通信:新規会員登録はこちら