教員オリジナルの授業実施や学力多層化が存在する中、全国一律の購入テスト活用が主流となっている現状に対し
生成AIを活用したテスト作問により、個別最適な学びに繋がる教育の質向上と業務負担削減を図る。
最終的に「学びの自律化」として子どもが生成AIを活用し学びの成果や疑問に対して瞬時にフィードバックや学習方法が提案されるフェーズ3の実現を目指す。
本実証はフェーズ1として教材の質進化の検証を行った。
プロンプトの研究開発
テスト作問の効率化を目的として、生成AIを利用したテスト問題作成において必要な入力と出力を定義し、汎用的に使えるテンプレートを作成した。さらに授業内容範囲をベースとしたテストや児童の習熟度に合わせた発展内容の作問、学習指導要領を踏まえたテストを作問するプロンプトを開発した。
フィールドでの実証実施
小学校2校にご協力いただき、生成AIでのテスト作問の実証を行った。教員の皆様には、開発したプロンプトを使用したり、ご自身の学年に合わせてカスタマイズしたりしながら、作問を実際に体験してもらった。アンケートやディスカッションを通して、テスト作問に生成AIが有用であるかどうかについて意見を集めた。
①教育の質向上
生成AIのテスト作問に対して、「学校現場に何らかの利点をもたらす」と感じた教員はアンケート結果で96%に上った。具体的には、習熟度や難易度の考慮、授業の内容・進度を反映するなどのカスタマイズ性に期待感があることが明らかになった。学習指導要領などをプロンプトに入れることで問題の質が向上したと感じる教員が多かった一方で、それらのソースを探すのに時間がかかるという課題も指摘された。そのため、教育用生成AI(事前に学習指導要領等を読み込んだものなど)の提供を期待する声も寄せられた。
②業務効率化
「テストを自作する場合と比べて作業時間が削減される」と感じた教員が64%に上り、生成AIがテスト作問の効率化に一定程度寄与することが明らかになった。プロンプト例があると、時間的・心理的な負担が軽減され、期待に近い出力が得られるという意見が多く寄せられた。 しかし、自身の教科・学年のプロンプトを一から作成する場合、それが新たな業務負荷となり、時間削減の幅は小さくなるとの意見もあった。 今後は、プロンプトの作成自体の効率化を図るとともに、画像などを含めた入出力形式の多様化が実現できれば、さらに業務時間の短縮に繋がるとの期待が寄せられた。
外部にデータが流出しないセキュアなチャットボット環境を用意し、教員の皆様にはご自身の端末からアクセスしていただき実証を行った。
氏名(フリガナ) :國吉 啓介 (クニヨシ ケイスケ)
メールアドレス:kuniyoshi@mail.benesse.co.jp
電話番号:080-6643-9742
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https://www.benesse.co.jp/
| 実証事例名 | 教育現場における生成AIの効果的な活用方法と現場導入に向けた課題に関する実証事業 |
|---|---|
| 受託事業者名 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
| 実証年度 | |
| 事業カテゴリー種別 | |
| 実証地域 | 埼玉県蕨市、千葉県市川市 |
| 実証校 | 蕨市立北小学校、私立昭和学院小学校 |
| 対象 | |
| 対象学年 | 小学校1年生~6年生 |
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