探究学習を推進する上での障壁となっている①教員間のノウハウの共有・蓄積、②外部のプレイヤーとの活発なコミュニケーションに着目し、ツールの導入とSTEAMライブラリーの活用による解消を試みた。
ステップ①授業での活用に向けた学校との調整
実証事業開始時に、各学校では既に授業が進行しているため、どの授業を活用して実証を行うかを協議して調整を実施しました。調整に際しては、YMZOPの作成したコンテンツを活用した授業メニュー案を提示することで、具体的にどのコマで実施するかを議論しやすくしています。
あわせて、校長先生や学年主任の教員だけではなく、教員全体に向けて取り組み内容を説明することで合意形成を図りました。
ステップ②授業レクチャーと教員との意見交換の実施
STEAMライブラリーのコンテンツを活用した授業の実施に向けて、教員向けにレクチャーを実施しました。
教員との意見交換の際に、教員側としてもコンテンツを活用する際にはその中身をちゃんと理解していないと使えないとの指摘があり、YMZOPが作成した指導案について具体的な話し方も含め、これまで作成した指導案の内容を詳細化する等の工夫を行いました。
指導案については学校側で既に作成しており、作成済みの資料をベースにどうアレンジするか協議していくケースもあり、学校に合わせた柔軟な支援を行いました。
③教員によるSTEAMライブラリーを活用した授業の実施
レクチャーを経て、教員が実際にSTEAMライブラリーを活用して授業を実施しました。なお、授業におけるSTEAMライブラリーの使用に関しては、各学校の進捗度合いに合わせて柔軟に対応しました。具体的には、周防大島高校ではYMZOPが作成した指導案に基いて動画やワークシートを多く活用し、他の2校は既に進行している授業の内容を踏まえて授業の一部で動画を視聴する等、状況に応じた活用を行いました。
教員からのフィードバック
本実証にご協力いただいた教員の方からフィードバックを頂いています。
■コンテンツを活用した感想
指導案やワークシートといったコンテンツがあると、地域を活性化するといっても、具体的にどういうことを行えばいいのか、どのような要素が必要になるのかということは教員側もあまり理解できていない部分が多い。伴走支援の中で様々な話をお聴きできたことも踏まえて、教員として指導には非常に役立つと感じた。
■詳細な指導案の必要性について
やはり、詳細な指導案があると非常に助かると感じている。授業実施において教員が内容を理解する必要があるが、動画とワークシートとだけでは中々理解できない部分も多く、時間を要する。
今回、台本形式の指導案を作成頂いたことで、全体のストーリーの理解において非常に役に立ったと感じた。
各生徒の端末からラーニングマネジメントシステム「Time Tact」にアクセスできるよう使用権限を付与
「未来の教室」実証事務局
https://www.learning-innovation.go.jp/faq/
株式会社Study Valley:https://www.studyvalley.jp/timetact/
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株式会社Study Valley:https://www.studyvalley.jp/timetact/
| 実証事例名 | 地域課題解決をテーマとした探究学習のSTEAM化に向けた実証~学びのSTEAM化の全国普及に向けた公立高等学校におけるSTEAMライブラリーおよびラーニングマネジメントシステムの活用~ |
|---|---|
| 受託事業者名 | 株式会社YMFG ZONEプラニング |
| 実証パートナー名 | 広島県教育委員会、山口県教育委員会、株式会社Study Valley |
| 実証年度 | |
| 事業カテゴリー種別 | |
| 実証校 | 広島県立庄原格致高等学校、広島県立戸手高等学校、山口県立周防大島高等学校 |
| 対象 | |
| 対象学年 | 高校2年生~3年生 |
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