部活動を取り巻く教員の働き方改革を進め、持続可能な部活動の仕組み構築を目指す
1.教員の働き方が適正となる部活動を目指す
2.関西学院の目指す「真に豊かな人生」につながる部活動の実現を目指す
3.部活動における私学としての新しい仕組み(プラットフォーム)の構築を目指す
部活動の教育的価値とは
①各教員の「主観」により、部活動の教育的意義を問いなおすこと
②「関学らしい部活動」について教員が互いにアイディアをだすことを目的に合同教師会で学校部活動の教育的意義を議論。
部活動の教育的意義は、リーダーシップや専⾨性、⾃主性(主体性)、規律、⽣活習慣、人間関係構築力、向上⼼、メンタル、⼈間⼒を育むこと、努⼒し、問題解決をする⼒、忍耐⼒や柔軟性、積極的な姿勢、感謝の気持ち、失敗しても⽴ち上がること、仲間を思いやる気持ち、活動そのものを好きと思う⼼等の共通理解を持った。
部活動は生徒・教員ともに教育的意義があり、学校から切り離せないものと整理。一方で、この「教育的意義」は「部活動」でないと育めないポイントなのか、教員でないと担うことができない部分はどこかについては今後の検討課題。
部活動における教員の関わる範囲
私立学校では部活動が学校教育における特色の一つとなっており、部活動を職務から一律除くことには踏み切りにくい。実証事業内で実施したアンケート結果では、教員の意見は様々であり、今後も引き続き学校における部活動(特に私学)のありかた、部活動に関わる教員の職務の範囲については議論していく必要がある。
大会参加 資格について
現行制度では半数以上の教員(53%)が大会引率をする必要があり、部活動顧問としての大会運営も年間多い教員で40~50日関わっている。また、大会引率や顧問としての業務が残る以上、教員としての責任を外部指導員に委託できない懸念を多くの教員が持っている。
運営も含む大会の在り方が変われば教員から切り離すことができる可能性もある。
プラットフォーム 設立時の手続きおよび課題について
経営課題、運営・管理上の課題、移行に向けた生徒募集の問題、事故などの課題、大会参加・運営の課題、労務に関する課題等、細かい点での課題がまだまだ多く、実現に向けて一つずつ潰していく必要があるものの、特に予算面(ランニングコスト)・労務面で大きな課題が残っている。
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高等部:https://www.kwansei.ac.jp/hs/
中学部:https://www.kwansei.ac.jp/jh/
| 実証事例名 | 私学高等学校・中学校における部活動の新しいプラットフォーム(関学モデル)構築に向けて |
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| 受託事業者名 | 関西学院高等部・中学部 |
| 実証パートナー名 | スポーツデータバンク株式会社 |
| 実証年度 | |
| 事業カテゴリー種別 | |
| 実証地域 | 兵庫県 |
| 実証校 | 関西学院高等部・中学部 |
| 対象 | |
| 対象学年 | 高等部・中学部(高校・中学) |
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