STEAM ライブラリー

EdTech データベース

「未来の教室」通信

STEAM ライブラリー

EdTech データベース

「未来の教室」通信

ホーム   >   「未来の教室」 実証事業   >   学校BPRプロジェクト ~教員のチーム化により実現する働き方改革~
  • line
のイメージ1
のイメージ2

実証事業 報告書

  成果報告 (2021年度)  

2021年度 の 成果報告(PDF)を参照いただけます。

「未来の教室」実証事業成果報告2021:サイボウズ株式会社PDF:「未来の教室」実証事業成果報告2021:サイボウズ株式会社

本事業について

目的

本事業では、教師が定時に帰宅できるチーム連携が取れており、勤務時間中の生徒との触れあいの時間が、より増えている状態を目指す。この実現ための障壁を確認し、モデルプランを実証する

概要

先生と子どものチームワークによる働き方改革

先生と子どものチームワークによる働き方改革

教員自身のワークライフバランスを保つための打開策を一緒に考えるために、定期的な1on1を実施。週末が部活動で潰れてしまうことが大きな負担となることを知り、土曜の部活動について生徒と話し合うことになった。生徒の部活に対する想いと、先生の気持ちをそれぞれ対話し、お互い何が良いか考えることで「対話して納得解を出す」体験を教員・生徒ともに行う。これにより生徒の「自らで考え行動する力」も促進でき、教員の部活動に対する改善活動が高まった。

外部メンターの密着と1on1から考える働き方改革

外部メンターの密着と1on1から考える働き方改革

教員の実態を把握するために「1日密着」を行い、民間の立場からのフィードバックを行う。外部の人から見られることにより、教員も「この時間は必要なのか」と、1つ1つの業務時間を確認するようになった。授業時間以外での生徒との時間はできるだけ確保したいと思いつつも、では授業中に自分は生徒と会話できているのか、などといった振り返りも生まれ、生徒と向き合う「授業」の時間の充実度upのためにできることはあるかといった考察が生まれた。

管理職と教職員のチームワークによる働き方改革

管理職と教職員のチームワークによる働き方改革

学校改革を「管理職が行う」から「教員が行う」に意識改革した。教職員の困りごとをピックアップしながら管理職に伝え、はじめの一歩としてできることを模索。教員PCで見れる予定表を各職員室の黒板にも書く"二重作業"を無くすことから始めた。PCを見る習慣をつけるために各職員室にモニターを設置。教員グループウェアの情報や大事な情報をモニターに表示することにより、PCを見る頻度を上げ、PCを開く習慣付けるところから始めた。デジタル化の1歩を踏み出したことにより、教員からの改善案が上がってくるように。管理職と教員とがチームになり1つ1つ取り組んでいる。

学校と教育委員会の情報共有の効率化

学校と教育委員会の情報共有の効率化

教頭の大半の業務は紙とメールとエクセルで行われていることを知り、教育委員会とのやり取りや情報共有をアプリ化することで、教頭・教育委員会両方の業務効率化を行った。まずは学校の「修繕依頼業務」をアプリ化。ペーパレスになり、必要事項記入漏れもなくなり、修繕依頼の進捗状況も一目でわかるように。教頭や教員の校務負担削減には教育委員会の業務のデジタル化が必須と判明した。

成果

部活動における生徒との「対話モデル」

部活動における生徒との「対話モデル」

「あるべき論」で慣習的に行わず、お互いの「理想」を「対話」することにより、部活動の取り組みを前向きに改善していくやり方の効果が実証された。(サイボウズの「問題解決のフレームワーク」を活用)

教員と外部との「1on1モデル」

教員と外部との「1on1モデル」

民間企業で取り入れつつある1on1の活用。外部との対話やアドバイス、その教師自身の暮らしや仕事に対してのアイデアの提供が、教員の内省と自身の働き方の改善を促し、行動変容となることが分かった。

アナログとデジタルの業務重複の停止とそのPDCA

アナログとデジタルの業務重複の停止とそのPDCA

子どもが将来働く場所になる可能性のある、民間で行われているデジタルベースの働き方や業務手法とのギャップを率直に助言することにより、これまでの慣習を止めることなく重複している業務を、抵抗感なく新しいツールのみに移行できるステップが示された。

市教委の業務のデジタル化

市教委の業務のデジタル化

校務効率化のためには市教委の業務のデジタル化が必要。クラウドサービスを利用した教育委員会の業務効率化を実現。
学校BPRには教育委員会のBPRが必須であることが明確になった。

実証環境

端末:PC 利用機器:40インチのモニター+モニター台 台数:5台(各職員室)


お問い合わせ先

future_academy@hakuhodo.co.jp

サービス情報サイト

ダウンロードコンテンツ
サービス事業者サイト
実証事例名学校BPRプロジェクト ~教員のチーム化により実現する働き方改革~
受託事業者名サイボウズ株式会社
実証年度
事業カテゴリー種別
実証地域静岡県三島市 / 鹿児島県鹿児島市
実証校三島市立中郷西中学校 / 鹿児島市立谷山中学校
対象

●このサービスをご覧の方はこんなサービスもご覧になられています。

  • 「(仮称)さいたま市地域部活動統括団体」...

    さいたま市では部活動を学校から完全に切り離し、地域部活動「統括団体」の元で活動を実施することを目指している。本実証事業では、さいたまス...

    詳しくはこちら「(仮称)さいたま市地域部活動統括団体」による部活動指導者派遣モデルの創出事業

  • STEAM Sports Programを活用したオンライン...

    少子化及び教員の働き方改革に伴い、学校部活動改革が不可避な状況下、現代社会に適した“新たな部活動のあり方”が求められており、その一つの形...

    詳しくはこちらSTEAM Sports Programを活用したオンライン部活動の実証事業

  • フィールドスタディ(インターンシップ)を...

    企業について情報収集をする「視点」を身につけた上で ●地域の企業が、地域や社会の課題を解決していることに気づくこと ●自分の言葉で質問で...

    詳しくはこちらフィールドスタディ(インターンシップ)を含む「総合探究学習支援プログラム【locus】」

  • 中高生が未来の教育をつくるオンラインサー...

    中高生が教育DXや改革の主体になっていくためのPBLとコミュニティを構築/生徒会や委員会などの特別活動やその延長線上の地域活動としてスケール...

    詳しくはこちら中高生が未来の教育をつくるオンラインサードプレイス

  • 高校「総合的な探究の時間」における社会課...

    学校の授業において、生徒が身近な課題を発見し解決方法を見出すこと、またそれをwebサイト等のテクノロジーを生かして実現できるカリキュラム(...

    詳しくはこちら高校「総合的な探究の時間」における社会課題解決 ~探究×ITで、社会につながる創造的な探究の実現~

  • 学校体育向け”STEAM Tag Rugby”...

    "STEAM Tag Rugby"の学校体育での普及に向け、全国の教員・指導者が活用できるデジタル教材(指導教本および児童向けワークブック等)を開発する。

    詳しくはこちら学校体育向け”STEAM Tag Rugby”デジタル教材開発

  • 三豊市放課後改革プロジェクト

    詳しくはこちら三豊市放課後改革プロジェクト

  • EdTech教科書・ドリル「新やるKey」の公教育...

    多様な子供の集う公教育において、子供たち一人ひとりの資質・能⼒に適応する学習プログラムを提供していくことで子供たち全員が、各々の資質を...

    詳しくはこちらEdTech教科書・ドリル「新やるKey」の公教育導入実証



  • line



このページの上部に戻る
未来の教室の今(SPフッタのボタン)
未来の教室ってなに?
未来の教室通信:新規会員登録はこちら