<学びの効果の視点>「探究的学び」の一形態としてのアントレプレナーシップ教育の効果を実証すること
<展開可能性の視点>上記を高等学校のカリキュラム内で教員によって実施可能とする教材開発をおこなうこと
21世紀のリーダーシップを駆動させるエンジンがアントレプレナーシップである
どんな先進的なスキルが身に付いていても、社会/世界へ価値を届けるためのマインドセットが備わっていなければ宝の持ち腐れであるという意味で、アントレプレナーシップはグローカル・リーダーシップにおけるコアの役割を果たします。
科学的な分析でも効果を実証
プログラム受講前と修了時にアンケートを行い、受講生の成長を科学的に調査したところ、プログラム受講前後で、「課題発見・問題解決力」「巻き込み力」「不確実性の中でモチベーションを保つ力」等が顕著に向上しました。実証パートナーの松永准教授からは「測定指標17項目中12項目(70.6%)において統計的に有意なスコアの上昇/上昇傾向が認められたことは特筆に値する。特に、本プログラムが集中合宿や海外研修などの心理的インパクトの大きい仕掛けを施さず、参加者が日常生活を過ごすなかで実施されたものであることを考え合わせると、その意義はことさら大きい」とのコメントを頂きました。
設計上の特徴
決まった答えのない学びを学校の先生が推進しやすくするよう、「試行錯誤が可能なプロセス設計」「“生徒が主人公”の指導方針」「豊富なアドバイス例+事例補足」「動画教材で授業進行を容易に」の4つの柱で設計をおこないました。
生徒の活動がスタックしてしまった場合の働きかけのフレームワーク化
プログラムを通して生徒に身につけてほしいのは「自主性」や「マインドセット」であり、指導側はあくまで後ろから支援する立場に徹する必要があります(正解を提供するのが役割ではありません)。ただし、検討がうまく進まない原因を分析し、次のアクションを提案することで生徒の取り組みを支援することができると考えます。今回は実際に実証講義中に起きたケースからフレームワーク化を試みました。
・アントレプレナーシップ教材(教案含む)
・生徒あたり1台ずつのiPad、ロイロノート、校内wifi環境(ただし、汎用化の構想にあたっては左記を前提しない想定でおこないました)
実証事例名 | アントレプレナーシッププログラムの汎用化に向けた実証事業 |
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受託事業者名 | タクトピア株式会社 |
実証パートナー名 | 松永 正樹 先生 九州大学ビジネススクール准教授 Ph.D. in Communication Arts & Sciences |
実証年度 | |
事業カテゴリー種別 | |
実証地域 | 東京都西東京市 |
実証校 | 武蔵野大学中学・高等学校 |
対象 | |
対象者 | 初中等 |
対象学年 | 高校1年生、62名 |
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